質屋を利用する時に気をつけること

質屋は古くから日本にある事業スタイルで、そこでは品物を担保として質屋に預けてお金を受け取る「質入れ」と、品物を直接買い取ってもらう「買取」の二つの事業が軸となっています。古いドラマなどではこの質屋を取り上げてかなりあこぎな商売をしている様子が描かれていましたから、今でも質屋に対して抵抗感を持っている人は少なくありません。しかし実際にはしっかりと利用出来ればほとんどリスクはありませんし、場合によっては消費者金融などで借金をするよりも遥かにお得に利用できることもあります。とは言えお金をやり取りするわけですからルールはしっかりと心得ておかなくてはなりませんし、また「質流れ」などのことにも注意したうえで業者を見定めて利用することを心がけましょう。

質屋で一番注意が必要なのは「質流れ」

質屋を利用するにあたって最も注意をしなくてはならないのが「質流れ」です。これは質に入れた、つまりお金を貸してもらう代わりに担保として商品を預け入れた後、お金を返すのが遅れてしまった場合に起きることです。例えば3ヶ月で質流れになると決まっている質屋で7月1日に質入れをした場合、3ヶ月後の10月1日までに受け取ったお金と利息を合わせた金額を支払わなかった場合には商品を返してもらうことはもう出来なくなってしまいます。もちろん質流れになった場合はもう返済する必要は無いのですが、大切な品を質に入れたなどのことであれば必ず期日までにお金を返して商品を返してもらわなくてはなりません。おおよその質屋では質流れの期日が近づいても連絡はしてくれませんから、利用する際には必ずいつ質流れになるのかを覚えておきましょう。

質屋の金利は高いことにも注意が必要

質屋を利用する際に注意が必要なのが金利についてです。金利というのは借りたお金に対して発生する利息のことですが、質屋の場合は消費者金融とは異なり「質屋営業法」によってルールが規定されています。現在の貸金業法では年利20%が最高となっているのに対して質屋営業法の上限は年利109.5%、実に5倍もの差があります。そのため利息を払って質流れを伸ばしても、1年後には借りたお金の二倍の額を返済しなくてはならないなどのこともあり得るわけです。実際の金利は業者によって異なりがあるため要確認ですが、それでも消費者金融より金利が安いということはありません。上手く使えば便利であるものの、返済プランを考えずに利用すると質に入れた商品を返してもらうことができなくなりますから注意しましょう。